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夜に降る雨の歌 [時の回廊]

夜 窓に 雨の歌

フォーレ の 色 に 時の流れは 染まってゆく

ピアノ と 絃 は 。 静 寂  と  熱く 揺 れ ル 小さな 命と ノ 

真ッ逆さま な 巡り逢い 。 


                。 。 。

                   。   。
              。  。 。  。  。



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その音色は 生まれたばかりの 時には 透明な歓びの さざ波をもたらし

消えてゆく 時には 時を巡る自由の翼を



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時の迷宮

やがて 夜明けが



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おもいで [そこに扉があるならば]

春霞の中を夢が漂い半覚醒が漂う休日の朝
勢いよく駆け昇る光は密度を増し 
新しい花色が光を豊かに
静かに ほかほかに

小さな空き地のような公園に
まだ言葉を持たぬ幼児と
かたりかけて かたりかける おとうさん
ゆるやかで しんみつな ときに つつまれて

時は 光の粒となって 小さな心の奥に落ちていく
春の光と風が 縦糸と横糸になって
光の粒に そこにしかない このときにしかない
香りと 色彩を 編んでいる
降り止まぬ雪の記憶の中でも消えること無い
香りと 色彩の 命




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春分の日 [そこに扉があるならば]

日の出前は雲に覆われて、柔らかなブルーに染まった柔らかな静けさに包まれていました。

7時半を過ぎ、春分の日の光が空に満ちています。

このところの空は、冬の名残と春の光の間を行き来していますが、土のあるところでは冬の殻を破って、春の色と命の勢いが日に日に景色を変えています。
灰色の街を、若い笑い声が意味もなくナイーブな色に染めていくように。


    存在         茨木のり子

  あなたは もしかしたら
  存在しなかったのかもしれない
  あなたという形をとって 何か
  素敵な気がすうっと流れただけで

  わたしも ほんとうは
  存在していないのかもしれない
  何か在りげに
  息などしてはいるけれども

  ただ透明な気と気が
  触れあっただけのような
  それはそれでよかったような
  いきものはすべてそうして消え失せてゆくような
  


素敵な気 透明な気
そのような気が ひとかけらでも持てたなら

春の光のもとで 良き休日を



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2014-03-15

芳ばしい食卓の上を
春の蕾が放物線を描く

時の揺りかごから
朝の果実がこぼれ落ち
枝垂れ桜の髪を肩に散らして
やって来たあなたの命

春告げ鳥よ
祝祭の歌を

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ひととき [そこに扉があるならば]

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それぞれのひとときが過ぎ去ってひと休み。引き潮で広がった砂浜にポツンとそんな感じだ誰もいない店の中。

よい時が過ごせたかな どうだろう 

ちょっとした ぽそっ こそっ あれ これ の 言葉達が行き交いつながって

よい時がすごせたかな どうだろう

夜になって 乾燥した 街に お湿りか

good night
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そら [写真]

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